銀山温泉と山形の旅
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大石田は、最上川の表情豊かな起伏に富んだ町です。小高い河岸段丘の連なりと、なだらかな山並みの間を、最上川は今もたゆまずうねり流れています。その水面 は、ひたむきな人々の生活を、風雅を求める旅人の心をありのままに映しつづけてきました。
 かつて大石田が最上川の中心河港として栄え、人々の往来で華やいでいた頃、漂泊の俳人松尾芭蕉が門人曾良を伴って訪れ、旅装を解きました。それは元禄2年5月28日のこと。翌29日・30日の両日にわたり、最上川べりの高野一栄亭で、芭蕉は 曾良と土地の俳人一栄・高桑川水とともに四吟歌仙を巻きました。最上川と初めて対峙した芭蕉は「五月雨を集めて涼し最上川」と発句し、迎えた一栄は「岸にほたるをつなぐ舟杭」と協句しました。
 一栄らにとって芭蕉との出会いは、新しい風流の道を照らす蛍との邂ごうだったのです。そして、『おくのほそ道』文中の「このたびの風流ここに至れり」 の一行からは、みちのくの旅の風雅の極まりともいえる芭蕉の感動が伝わってきます。


最上川舟下り
 船頭が唄う最上川舟唄を聞きながらゆったりと下る約1時間の船旅。四季折々に素晴らしい景色を楽しみながら芭蕉気分で風流におくつろぎ下さい。船頭自慢の舟唄をお聞かせします。


聴禽書屋(大石田歴史民俗資料館)
 齋藤茂吉が昭和21年1月30日から翌11月3日まで一人住まいした素封家ニ藤部家の元離れ。この名は、庭内の木立を鳴きわたる小鳥の声に因み、茂吉自らが命名したものです。



乗舩寺
 釈迦涅槃仏は京仏師の作といわれ、元禄7年(1694)に寄進されたもの。2メートルを超える大きさで全国でも大変大きい涅槃像です。また、境内には齋藤茂吉の墓と歌碑、正岡子規の句碑があります。


芭蕉清風歴史資料館
 元禄2年(1689)5月、芭蕉は門人曾良をともない、山刀
伐峠のけわしい路をこえて尾花沢に鈴木清風をたずね、10泊しました。




徳良湖
 潅漑用水湖として大正10年に完成した人造湖。築堤作業の余興の踊りや唄が現在の花笠音頭と花笠踊りとして受け継がれています。


グラススタジオ旭
 徳良湖畔、鮮やかな色彩で人々を魅了するグラススタジオ旭。ガラス工芸作家・壹谷旭作が開いたもので、体験製作や吹きガラス教室も行っています。


上の畑焼
 古来からの技術を現代に蘇らせた 「伊藤瓢堂」氏の陶芸工房です。上の畑焼は、磁器窯としては県内では最も古く、東北では三番目に古い歴史をもちます。

山寺
 山寺(宝珠山立石寺)は、貞観二年(860年)清和天皇の勅使により天台宗の僧、慈覚大使円仁によって開基された霊場です。奥の院まで、千十五段の石段が続き、52万坪の境内には幽玄ともいえる情景が広がります。


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